ふたばこども園は、岡山市北区の幼保連携型認定こども園です。園での生活や友達とのふれあいの中で、一人ひとりの意欲を培い、子どもの自律性を育てます｡

　あか組さん（２歳児）は、クッキングの活動が大好きで、先生が「クッキングをするよ」と伝えると、「今日は何を作るの？」と言いながら嬉しそうにエプロンや三角巾を着ています。今回のクッキングでは ３～４人ずつのグループに分かれて、クッキングカードを使いながら先生やお友だちと一緒にフルーチェを作りました。クッキングカードを見ながらどんな調理器具や材料が必要なのかを確認したり、作り方を教えてもらったりすると、子どもたちはグループのお友だちとフルーチェを作り始めました。子どもたちは、クッキングカードの絵と配膳台に置いてある調理器具や材料とを照らし合わせながら、自分たちで「ボウルがいる」「スプーンもいるよ」と調理器具や材料を運んだり、「線まで牛乳を入れるんだって」「次は○○ちゃん！どうぞ！」と、お友だちと協力しながら作ることを楽しんでいました。フルーチェは、フルーチェの素に牛乳を入れ、混ぜ合わせることで、液体だったものがだんだんと固まっていきます。子どもたちはフルーチェの素と牛乳をスプーンで混ぜていくと、だんだんと固まってくることにも気づき、「なんだかドロッとなった」液体が変化することを不思議に感じていました。どのグループもフルーチェができあがり、みんなで食べていると、「次は何作るの？」「次はピザがいいね」と次のクッキングの活動が楽しみで待ち遠しい子どもたちでした。

　みどり組（５歳児）さんが、4月に藍の種を植えました。自分たちで藍に水をやりながら、藍の成長を観察していました。藍が大きく育ったので、育てた藍を使って藍染をしました。

　模様をつけるために布にビー玉や木の棒をくくりつけました。なかなかうまくいかず苦戦していましたが「僕はビー玉4こつけるんだ！」「私は木の棒をいっぱいつけよう」と言いながら、真剣な表情でビー玉や木の棒をくくりつけていました。そして、育てた藍の葉を摘んで染め液を作って、染め液の入ったバケツの中に布を入れて揉み込むと、最初は緑色に染まった布がだんだんと青い色に変わってきて、「色が変わってきた！」と色が変わっていく様子を友達と一緒に楽しんでいました。布を染めた後は、しばりつけたビー玉と木の棒を外し、できた模様を友達と見せ合い、出来上がりを喜んでいました。

　園長先生の畑に枝豆を採りに行きました。たくさんの枝豆（さや）がついていることに、驚いていた子どもたちです。園に帰って、さやを一つずつ取ったのですが、みんな上手に取っていました。採れたての枝豆は、旬のおやつとして朝のおやつで食べました。どのクラスの子どもたちも、「美味しいね！」と喜んで食べていました。

　先日、子どもたちが楽しみにしていたこども動物園がありました。動物が来る前に、大きいクラスでは、図鑑で動物のことや動物の食べ物について調べたりして、それぞれに期待に胸を膨らませていました。

　トラックからたくさんの動物が降りてくると、「ロバがいる！」「ヒツジがいるね」と大喜びの子どもたちでした。飼育員の人から動物との触れ合い方などの話を聞いて、クラスごとで動物たちと触れ合いました。最初は、間近で見る動物たちに少し緊張していましたが、えさをあげたり優しくなでたりと触れ合う中で、「ロバって“オーオー”って鳴くんだね」「モルモットはフワフワしててすごくかわいい」と動物についての様々な気づきもありとても良い経験になりました。

　保護者の皆様にはたくさんのエサのご協力をしていただきありがとうございました。